【内容紹介・目次・著者略歴】
本書は東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(在位527~565)頃に活躍した、ビザンティンの宗教詩人・メロディスト、ローマノスがギリシア語で著わした賛歌(Ρωμανο^υ το^υ Μελωδο^υ υμνι)の翻訳である。東方ビザンティン教会の朝課で歌われた、韻律的説教詩から50篇を訳出。本邦初訳。
【目次】
第一部 旧約のエピソードの賛歌
一 アダムとエバの賛歌
ニ ノアの賛歌
三 アプラハムの犠牲の贅歌
四 イササクに祝福されたヤコプの賛歌
五 ヨセフの賛歌(一) 兄たちに売られたヨセフ
六 ヨセフの誘惑の賛歌(ヨセフの賛歌〔ニ))
七 預言者エリヤの賛歌
八 炉の中の三人の少年たちの賛歌
八付 〔預言者ヨナと〕ニネベの〔回心の〕賛歌
第二部 新約のエピソードの賛歌
第一章 キリストの幼年時代
九 お告げの賛歌
一〇~一三 〔キリスト〕誕生の賛歌(一)~(四) 誕生の詩句
一四 〔主の〕奉献の賛歌
一五 聖幼児〔虐殺〕とエジプトヘの逃亡の賛歌
第二章 キリストの聖役
一六 公現の賛歌(一) イエスの洗礼
一七 公現の賛歌(一) アダムと洗礼者ヨハネ
一八 カナの婚礼の賛歌
一九 サマリアの女の賛歌
二〇 らい病患者の治癒の賛歌
二一 罪深い女の賛歌
二二 悪魔に取りつかれた〔ゲラサの〕男の賛歌
二三 出血症の女の〔回復の〕賛歌
二四 パンの増加の賛歌
二五 生まれつきの盲人の賛歌
二六~二七 ラザロの復活の賛歌(一)~(ニ)
二七付 賛歌「〔キリストは〕皆にお与えになる」の詩節
二八~二九 放蕩息子の賛歌(一)~(二)
三〇 金持ちとラザロの賛歌
三一 十人のおとめの〔たとえの〕賛歌
第三章 枝の主日から復活まで
三二 枝の主日の賛歌
三三 ユダの〔裏切りの〕賛歌
三四 聖ペトロの否認の賛歌
三五 十字架のもとの〔母〕マリアの賛歌
三六 御受難の賛歌
三七 陰府の諸勢力の賛歌
三八 十字架の勝利の賛歌
三九 十字架礼拝の賛歌
四〇 イエスの復活の賛歌(一)香油を持参した婦人
四一~四五 イエスの復活の賛歌(ニ)~(六)
第四章 復活〔後〕から最後の審判まで
四六 トマスの疑い深さの賛歌
四七 使徒たちの伝道の賛歌
四八 昇天の賛歌
第三部 教会生活を取り扱った賛歌
四九 聖霊降臨の賛歌
五〇 最後の審判の賛歌
解説
ローマノス・メロードス
東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(在位五二七―五六五)頃に活躍した、ビザンティンのメロディスト。
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