【内容紹介・目次・著者略歴】
イタリアに発したルネサンスが北欧の空に光芒を放ち、厳粛な宗教改革運動がドイツの一角から全ヨーロッパにひろがる絢爛多彩で壮絶な15~16世紀に、あらゆるタイプの独創的人間が雲のように群がり近代ヨーロッパを生誕させるドラマを、繊細な感受性と鋭い洞察力によって生き生きと蘇らせる精神史研究の古典的名著である。
【目次より】
凡例
第一章 根本動機からみた中世の形而上学
第一節 宗教的動機
第二節 ギリシア人の客観的形而上学
第三節 ローマ人の意志態度
第二章 ルネサンス
第一節 人間の分析と生活態度論
第二節 ペトラルカ
第三節 マキアヴェリ
第四節 モンテーニュ
第三章 宗教改革
第一節 エラスムス
第二節 宗教的=普遍的有神論と新しい宗教的生活理想
第三節 ルターとツヴィングリ
第四節 神学的合理主義と思弁神学
第五節 セバスティアン・フランク
訳注
訳者あとがき
ディルタイ, ウイルヘルム
1833~1911年。ドイツの哲学者。ベルリン大学、バーゼル大学で教鞭を執る。ベルリン大学卒業。
著書に、『ディルタイ全集』(全11巻・別巻1)『体験と創作』 『近代美学史 近代美学の三期と現代美学の課題』『ルネサンスと宗教改革 15・6世紀における人間の把握と分析』『フリードリヒ大王とドイツ啓蒙主義』『近代成立期の人間像』『青年時代のヘーゲル』 『精神科学序説』などがある。
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