【内容紹介・目次・著者略歴】
20世紀最大の哲学者・マルチン・ハイデッガー(1889-1976)の哲学の真髄に迫る。「有」「無」「世界」「歴史」などを解明する。
【目次より】
序
一 有の問と絶対無
序言
一 有の問の由来
二 有の問の展開
三 有の眞性絶対無
二 ハイデッガーに於ける世界の問題――『有と時』の時期に於ける――
序言
一 世界分析と世界の指示性
二 世界経験と世界の非指示性
三 指示性と非指示性との関係
四 その関係の根拠としての「彼のために」
五 「彼のために」の根としての超越論的「意思」
六 「意思」の所在としての関心と絶対無の場所
七 結語。世界性Aと世界性B
三 ハイデッガーの根本経験
四 ハイデッガーに於ける歴史の問題――『有と時』に至るまで――
序言
一 摸索期に於ける歴史の問題
二 『有と時』の時期に於ける歴史の問題
付録一 ブルトマンとハイデッガー――信仰と思惟――
一 序言。問題の説明
二 出会の時
三 出会の前
四 ブルトマンとハイデッガーとの相違と相応
五 結語。信仰と思惟
付録二 カントとハイデッガー
付録三 ビンスワンガーとハイデッガー
辻村 公一
1922~2010年。哲学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部卒業。文学博士。
著書に、『ハイデッガー論攷』『ハイデッガーの思索』『ドイツ観念論断想 1』、
訳書に『ハイデッガー選集 第8 野の道・ヘーベル一家の友』(共訳)『根拠律 ハイデッガー』(共訳)『思索の事柄へ ハイデッガー』(共訳)『ハイデッガー全集 第9巻 道標』(共訳)『ハイデッガー全集 第2巻 有と時』(共訳)など。
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