あらすじ本書は、明治の文豪・森欧外の箴言集を、現代文のカリスマ講師と知られる出口汪が超訳したものである。 欧外は軍人、文学者として最高の地位を得た。 だが、欧外は決して順風満帆な人生を送ったのではなかった。 体制派であると同時に、反体制的な発言を繰り返した。 恋愛と結婚、そして、離婚を経験した。 個人と家、個人と国家との問題に苦しみ、嫁姑問題でも煩悶した。 欧外は何度も何度も挫折し、苦汁をなめた。 しかし、そのたびに強靱な意志力でそれを乗り越えていったのだ。