2023年NHK朝ドラのモデル、牧野富太郎。この男、天才学者か借金王か!?「こんだけ評判が分かれる男はめったにおらんぜよ」土佐史談の名手・谷是が土佐弁丸出しの臨場感で語り下ろす怒涛のエピソード「世界のマキノ」94年の生涯。貧乏学者は、いかにして世界的植物学者になったのか。秘蔵の牧野の肉声音源もプラスし、これまた土佐出身の名物編集者・谷村鯛夢が書き留めた。「多面体」レジェンドのリアル――それは、ファンタジーでも偉人伝でもない――「人間・牧野富太郎」伝。【カバーそでから抜粋】学会から圧迫され、裕福な酒造家の実家をつぶし、借金まみれになるも、なぜか協力者が現れる。貧苦の連続なのに、なんだか明るい不思議な物語。