――青の狂気は冥王の使い。イタリア・シチリア島で起きた、凄惨なマフィアの爆破事件によって両親を亡くし、自身も傷を負った少年は、青砥糺という少年と取り違えられたまま、生き残る。十三年後、少年は両親の仇討を胸に秘め、糺として青の狂気と呼ばれるマフィアの一員となっていた。血の匂いによって狂気にかられる糺を抱き、抑えることができるのは、闇の冥王と懼れられる男、ジークフリートただ一人。しかし、ジークは仇のうちの一人で――!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。