あらすじ自分以外の人の「赤い糸」が見える佐原草がいつも気にしてるのは、同級生の霧生明央。心臓に持病のある霧生の赤い糸は、誰よりも細く頼りなげで、どうしても心配でつい構ってしまう。しかし高校二年のある日、霧生は療養のため退学して引っ越すことに。二十歳の誕生日会を一緒に祝おうと約束して離れたふたりは、二年後の春・大学で再会して――。