「好きだ」――突然の告白に早瀬は唖然とする。相手は凄腕と名高い社内弁護士の若宮。真摯なまなざしで告げる彼に困惑しながら、早瀬は怜悧な美貌を淡くほころばせ、告白を拒んだ。だが後日、若宮の補佐を命じられて彼のもとを訪れると、若宮は早瀬の拒否などなかったかのように誘いをかけてきた。以来、若宮の強引な干渉に辟易する早瀬だが、彼を疎ましく感じる一方、自分と正反対な彼に興味を覚え始める。そんなある日、ふいに若宮から荒々しく口づけられ……!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。