三陸沖三〇〇キロ地点から、突如救難依頼が舞い込んだ。航空自衛隊救難教育隊が駆けつけると、中国軍人数名が海の中で助けを求めている。だが、奇妙なことに、全員数日間の記憶を失っていた。彼らはいったい何をしようとしていたのか!? 調べを進めると、この海域には正体不明の――船体に赤い星が刻まれた不審船が沈んでいることが判明する。中露、更には米国が調査に乗り出すが、船に接近するのを最後に、通信が途絶えてしまう。そこで、南沙から戻ったばかりの《サイレント・コア》部隊に調査の命が。現場に乗り込んだ彼らが見た、驚くべき光景とは?