校正の仕事をしている三十路の女・久川ゆうきには、ほとんど自宅から出ないデイトレーダーの兄がいた。兄妹はアラフォーになっても同じ屋根の下で二人暮らし。そしてこの二人きりの生活の中には、人には決して言えない秘密も隠されていた……。「やだっ いつもいきなりなんだから」在宅ワークに勤しんでいるゆうきの部屋に、裸で上がり込んでくる彼女の兄。そしてそのまま、何も言わずにゆうきの膣にペニスを挿入――。ゆうきと兄はズブズブの肉体関係を持っていたのだ。兄妹だというにもかかわらず、兄は生挿入でゆうきの子宮に思い切り中出し。「バカぁ 排卵日かもしれないのよ」 マンションの一室で、二人だけの世界を生きる兄妹。二人はなぜ、このような歪な関係へと陥ってしまったのか。