人々よ、思い出すのだ!
あのときムーの王家とアトランティスの王家は同族だった
その同族の骨肉の争い(スーパーテクノロジー)から
沈没へと向かったその過程を!
--不二阿祖山太神宮復興のカタ写しの役割はここまで遡っていた
大陸は沈没する運命にさしかかった。
しかし、沈没を回避できるチャンスが与えられた。
チャンスとはなにか?
その最後のチャンスを、民は掴むことができるのか?
不二山の東北の麓には、巨石神殿がそびえ立つ。
神殿の一角にはピラミッドがあった。
神殿では神事が行われようとしていた。
宇宙船が神殿を襲撃している。
神殿もピラミッドも崩壊し、参列者の血が流れると、
不二山の上で輝いていた光は、徐々に弱まり、
ついに消えてしまった。
少し時がたって、崩壊した神殿を、
大地から生えてきた草や苔が覆った。
とある人の手によって、
ピラミッドがあった場所に石碑が祀られた。
そこを訪れる人々は、石碑の意味を知ってか、知らずか
石碑に手を合わせていた。
そのうち神殿は完全に緑に覆われ、
ただの山にしか見えなくなった。
神殿があったことも忘れ去られるほど時は過ぎたが、
石碑だけはポツンと残っていた。
その石碑は、なんと現代に至るまで、残り続けた。