全ストロークに占めるパッティングの割合は約40%と言われています。つまり、
■100前後でわまる方であれば40パット程度
■70くらいでまわるプロなどは27~30パット程度
プロはこの数字からいかに減らすか、という部分でしのぎを削っています。
というのも、プロレベルになるとショットの数はどの選手もほぼ変わらないからです。
ですので、チップインやロングパットが入る、パーセーブパットをねじ込む。そのようなギリギリに強いプロが上位にくるのです。実際、小田孔明プロや谷原秀人プロは、平均パット数やパーブレイク率がトップクラスになったおかげで、賞金王争いの主役に躍り出ているのです。
比べて、私たちアマチュアはどうでしょうか。プロと比べると、パットに関しては「伸び代だらけ」だと思いませんか?
いつもやらかしてしまうノーカンパット、短いパットのケアレスミス、当り損ない、読み間違い、道具が合っていない、これらを少し解消するだけで、パットのアベレージを5~10打減らすことができます。
そうすれば、ショットの技術はそのままでも、安定して90台が出せるようになり、80台もラクラク視野に入ってきます。
本書は、そのためのテクニックをすべて盛り込みました。読むだけで大きく開眼するものがあるはずです。
章の構成は、「ラインの読み方」から始まります。というのも、技術があっても入るかどうかを決めるのは、「正しいラインの読み」があってこそ、だからです。そのテクニックを余す事なく盛り込みました。その後、「イメージ法&メンタル」「構え方」「ストローク」「距離感の出し方」「練習法」へと進みます。最後には、特別付録として、オデッセイブランドを展開するキャロウェイゴルフによる「最強パターの選び方講座」を収録しました。