あらすじ13歳の伯爵令嬢マリエッタはわがままばかりで、ほとんどの仕立屋に取引を断られはじめていた。どこかに従順な仕立屋はいないかと考えいた。そんなとき耳にしたのが、街に現れる仕立屋の少年――ダリウスの話だった。 15歳になったダリウスは、それなりに露店で服を売れるようになっていたが、あと1年で孤児院を出ねばならず焦っていた。そんな時マリエッタに声をかけられ、伯爵家で専属の仕立屋にならないかと声をかけられる。 好きなだけ裁縫ができると言われ、世間知らずなダリウスはその話に乗るが、マリエッタの狙いはドレスだけではなく……。