森の奥深くで、ミステリアスな二人の青年とイリスのヒミツの三角関係が始まる―。
早くに両親を亡くしたイリスは、親族にも恵まれず村の薬屋のおばあさんの家に居候させてもらい、小さな食堂で働きながら暮らしていた。
身内からひどい扱いを受けるイリスを気にかけてくれているのは、食堂の常連の寡黙な青年・アテルとわずかな村人だけ。
それでもイリスは健気に前向きに生きてきた。
ある日、母のお墓参りの際に牧師さんに誘われ教会へ。
温かさと日頃の疲れからウトウトしてしまったイリスが目を覚ますと、目の前に見知らぬ金髪の青年がいて…!?
彼は「そうそうこのにおいだ」とイリスを嗅ぎ、さらには「あなたが欲しい」と告白してきて―?