名女優が遺した嘘いつわりのない言葉、その生き方「他人(ひと)の時間を奪うことは罪悪なんです」「苦労は、磨き粉みたいなもんだね」「何でも、まず、やってみせること」――高峰秀子の言葉には嘘や飾り、蛇足がなかった。思わず笑ってしまうウイットに富み、あらゆる心情をさらりと口にした。それは彼女の生き方そのものだった。今も鮮烈な記憶を残す名女優が発した、心に刻まれる30の言葉。目次より「返事を書きたい手紙には、住所がない」「一時が万事ということがあります」「食べる時は一所懸命食べるといいよ」「いつも心のノートを真っ白にしておきたいの」「緊張してたら太りませんッ」「男の人は職場で見るに限ります」※この電子書籍は2014年1月に新潮社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。