惑星のさみだれ （１）

この作品を知ったきっかけはアニメでした。どの様な作品なのかと楽しみにしておりました。しかしながら、期待とは程遠いアニメの出来に内心がっかりしてしまい数話で視聴をやめてしまいました。その時に、原作は素晴らしいとの声を多数見かけました。それで気になり実際に拝読させていただきました。率直な感想を先に述べさせていただくとめちゃくちゃおもしろかった！です。序盤は、夕日という主人公にあまり良い印象を持っていませんでしたがノイや半月、三日月など色々な者達と出会いかっこいい大人に成長するという中盤から終盤の描きが実に少年漫画の王道で素晴らしかった。ヒロインであるさみだれが未来を諦めずに手を伸ばしたのも納得の最高の主人公でした。主人公とヒロイン以外のキャラクター達もとても魅力的で特にキャラクター間の関係性には涙を禁じえない場面が何度もありました。漫画としてもとても上手く、個人的に夕日がさみだれに挑むシーンの構図がさみだれに忠誠を誓った夕日の構図と対比になっているのに痺れました。少年漫画としての盛り上げも凄く、特に終盤は胸が熱くなりました。10巻という巻数での濃密なストーリーをしっかりと綺麗に締めたこの作品は文句なしの名作でした。惑星のさみだれに出会えて本当に良かった。私自身もこの作品を色々な方に勧め良ようと思います。

最初はちょっと読むのﾀﾞﾙいかな～？と思うこともあるかもしれないけど、頑張って読んで！ちりばめられた伏線に気付けない！その伏線が回収された瞬間が気持ちいい！しかも終盤が１番アツイ！凄い！読み返せる漫画。

水上悟志先生のマンガはどれも好きだが惑星のさみだれが一番好き
熱いし泣けるしそして最高に熱い
男の子のワクワクが全部詰まっている

祝アニメ化！