あらすじ【国際スリラー賞最優秀長篇賞受賞作】ヴァチカンに住むアレックス神父のもとに、兄シモンからの助けを求める電話が入る。アレックスが駆けつけると、そこには殺害されたヴァチカン美術館学芸員ノガーラの死体と、呆然とする兄の姿があった。東西に分裂したキリスト教会の再統一のきっかけにすべく、聖骸布の展示会を企画していたノガーラは、聖骸布の真偽を判定する鍵となる「第五の福音書」の存在をつかんでいたらしいが……世界を揺るがす衝撃の発見をめぐる謎と策謀を描く!