あらすじ大正末期。産気づいた雪絵の心配をよそに、別荘(監獄)にいた狂四郎は脱獄を試みる(「魔実也誕生秘話」)。寝苦しい夏の夜、夢幻家の面々が据然和尚の寺で百物語に興じていると・・・(「夏だオバケだ夢幻紳士」)。彫刻家を連れ戻す依頼を受けた魔実也が、竜が棲むという山で見たものとは?(「竜を見たか」)。