あらすじイタリア、ナポリ。ある兄弟が小さな地下室を借りた。後日、人体の一部らしきものが入ったビニール袋が、地下室の入口で発見された。そして地下室は血の海になっていた……。この兄弟が残虐な殺人を犯したのだろうか? 行方不明のアメリカ人学生が被害者なのか? 奇怪なことに兄弟の犯罪は『ある殺人の記録』という本に影響されたようだった――ある犯罪と、その周辺でままならぬ人生にあえぐ人々を描く、驚愕の第三巻。