あらすじ時間にだって、抗ってみせる――。1992年秋、家の女性に代々受け継がれる手鏡を使って、未来を視ることができる千秋霞。彼女はある日、生まれたばかりのひとり息子ヤスヒコが一週間後に亡くなるビジョンを視てしまう。霞は手鏡の能力を利用して、息子が死ぬという「未来」の改竄に挑むが……。我が子のために手段を選ばない母親の狂気と、絶対的な時間のルールが交錯する。絶対にはずれない未来予知 唯一の希望は過去にあった。『リライト』から数カ月後の未来を揺るがす第2作。