あらすじ国連事務総長として3期目を迎えたシーフォート政権も、ようやく安定期にはいったかに見えた。政治的妥協を拒否し、正義と信ずるところを譲らぬシーフォートの姿勢は、市民からの圧倒的な指示を受けていたのだ。ところが、彼の宇宙軍士官学校訪問の最中、見習生の集団殺害という未曾有の事件が発生した。そしてそれは、シーフォートの政策に反対する狂信者集団によるテロ事件の、おそるべき序章に過ぎなかった……。