あらすじ新生児誘拐に端を発する一連の事件は、西牟婁警部らの懸命の捜査にもかかわらず、波紋を広げるばかりだった。だがわずかな手がかりを得た捜査陣はついに一筋の光明を得る。そのころ須佐見教授もまた事件解決につながるピースを手にしていた。人工授精、遺伝子操作、代理母出産、卵子売買……技術は進みながらも法整備が大きく遅れている生殖医療。その光と闇とは? 『ノーフォールト』に続き、現役の病院長が放つ話題作。