アルコン帝国の超大型宇宙戦艦を奪ってようやく危地を脱したローダンは、惑星ツァリトの独裁者デメソルの庇護をうけてそこにひそむ。だが、その援助の裏には腹黒い陰謀が隠されていた。ツァリトの専制支配をほしいままにするデメソルは、ローダンの協力をえてアルコン帝国への反旗をひるがえそうとさてもくろむのだ。一方、この計画を阻止して帝国との和睦をはかろうとするローダンは、隠密裡にツァリトの地下組織を支援する。そして、微笑の下の虚々実々のかけひきは火花をちらすが……しかも、デメソルの影では暗示能力を持つ異星人モーフがあやしく意図をひくのだった!大好評ローダン初期シリーズ電子書籍版、続々刊行!(※通常書籍版第21巻第1話収録/電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)/掲出の書影は底本のものです