【《月は銀の帆船(ふね)》:副題】 《P》救出し続けてきたスロウが、遂にP科に捕らえられてしまった。しかしその強力なテレパスPの能力を買われ、P科加入を強要される。拷問されながらも一時は拒否するが《生き延び》て、そして《愛する人々を守るため》に、スロウは《特別秘密警察官・SSP》になることを決意した。だがその真意を理解できないトゥリオと瀬音は大きなショックを受けて……。一方、暗躍を続けるゲオルグIII世の計画は最終段階に突入していた。そして物語はクライマックスへと急速に加速していく!! 《P》とそれに関わる人々の運命が静かに動き出す。これはスロウにまつわる深く悲しみに満ちた物語……。北原文野先生がお贈りする壮大なる超能力者《P》たちのサーガ、ついにクライマックスの新シリーズ『スロウの章』第6章!! 《P》シリーズ第14巻!!