定年後に田舎へ引っ込み自治会長となった丸山は悩んでいた。長年住み続けた住民と新しく住みついた住民とがしっくり折り合えないのだ。地元民と新住民がいかに解け合うか、これは今後、さらに大きな問題になっていくだろう、と丸山は真一に話す。そこで考えついたのが「祭」だ。ちょうど30年も使われずに放置されている神輿あり、それを復活させ両者の交流を深めようというのだ。ただ放置された神輿の傷みがひどい。修繕は浅草の神輿作りの名人に依頼することにしたが……その職人・荻野もまた「定年退職組」だった!? 果たして丸山の作戦通りにいくのか!? 篠原とおる先生&あべ善太先生がお贈りするヒューマンドラマの傑作! 定年という第二の人生のスタートラインに立った男がファインダーを通して見た様々な人間模様とは!? 定年された方、そして何より現役世代にも手にとっていただきたい感動の応援歌、第2巻!!