あらすじ重い罪を犯して少年院で出会った六人。同じ班で過ごした彼らだったが、退院後、その中の一人である堂城が殺される。犯人は堂城に娘を殺された母親で、班員の一人から彼の情報を提供されたことで事件が発生したのだった。この事件の書籍を執筆予定の仮谷は、裁判で彼女の言葉を聞く。医師に止められたにもかかわらず、事件を起こした動機を彼女が詳しく語るなか、新たな事実が明らかになる。