「わたしたち家族の絆は、そういった次元の話ではないんですよ あなたには理解できないと思います…」――真実を知ってなお、妻を信じるケイコの夫の器の大きさに完全敗北を喫した高木。そしてその頃、ケイコの分娩は終わり新たな命が生まれていた。新しく長男を迎えることになったケイコたち一家は、その絆をさらに強く結んでいった……。――はずだったが、出産を終え初めての夫とのセックスで、ケイコはなぜか高木に犯される想像が頭をよぎってしまう。そんな自分に対して、ケイコは一抹の不安を感じてしまい……。一方失恋の痛手から立ち直れない高木は自室ですっかり意気消沈。しかしそんな高木をふたたび焚き付ける人物が現れる……!