近年、日本式の教育慣行や研究結果が海外で紹介され、その教育方針のいくつかは、国際的にも大きな注目を集めている。
そんな中、日本の授業研究とカリキュラムマネジメントについて(主に)英語で記した本書は、そうしたニーズに応えうるものであるといえよう。主要議題である授業研究とカリキュラムマネジメントは、学校組織改善を目的とした教師のコミュニティに基づいたものであり、それは、開発途上のアクションリサーチ計画にとって、教育者の研究スタイルの公開が必要不可欠であることを意味している。
本書では、これらの概念を分析、検討し、学校改善のための教育慣行を理論付けるために、「教師による」「教師のための」アクションリサーチ方法論を確立させることを目指した。さらには、アクションリサーチによってなされる教育改革における「理論と実践の融合」についても論じる
CONTENTS
Introduction: A Research of Lesson Study and Curriculum Management in Japan
Chapter1:Summary of Lesson Study and Curriculum Management
Chapter2:Action Research of a Lesson Study in Japan
Chapter3:Lens from Lesson Study and Systematic Classroom Observation Research
Chapter4:Knowledge Leadership and Lesson Study
Chapter5: A Study on “Project Management” a Case Study on School Integration by Board of Education
Chapter6: Fostering Lesson Improvement through Leadership Practices: A Distributed Leadership Perspective
Chapter7: Development of the Autonomous Learner through Blended Learning
Chapter8:Findings from Case Study of Service-Learning in Japan
Final Chapter Future Study Focused on Action Research
(※本書は2014/10/5に発売し、2021/12/30に電子化をいたしました)