第20回ノベラボグランプリ最優秀賞受賞作品!
地球上に忽然と現れた純白の大樹。それはこの世から太陽と月を奪い、世界の終焉を予感させていた。
荒廃した街では欲望に取りつかれた連中が跋扈し、その治安を守るために結成された組織にある男が属していた。男の名は比嘉双樹。圧倒的な能力者である。
ある日、彼は記憶を失った少女を保護したが、その日から事態は思わぬ方向に動き出していった。やがて、見えない敵を追い詰めていくうちに、少女、比嘉の過去、恐るべき陰謀がひとつに繋がっていく。
“スリリングな展開の連続の中で、愛と友情を確信していく過程が気持ち良すぎるSFサスペンスです!”