「負け組」から脱却するために、リーダーが知っておくべき金言集
敗戦を未来の成功に変える
原辰徳監督の大局思考
管理職・リーダーはもちろん、
部下を持つすべての上司必読の1冊!
リーダー学を原監督の 「人望」 から学ぶ!
この本のキーワードは「人望」である。
これはあらゆる組織の管理職にとって、とても気になる永遠のテーマかもしれない。
原ほど選手の人望を集めるリーダーは、12球団を探しても、なかなか見当たらない。
人望とは、上司がぐいぐい部下を引っ張っている能力ではない。
黙っていても部下がついてきてくれる能力。
しかも、それはリーダーが決められることではなく、部下が決めることなのである。
――「まえがき」より
【目次】
第1章 世界一を成し遂げたリーダーシップ
第2章 部下とのコミュニケーション
第3章 チームの団結力を高める方法
第4章 プロフェッショナルの流儀
第5章 褒め方と叱り方
第6章 勝つための組織作り
第7章 臨機応変な指導法
★メンバーが気持ちよく仕事をできる環境をつくる。
「これだけのメンバーに対して、僕が何をすればいいか。
選手を動かす必要はないでしょう。
気持ちよくやってもらえることを配慮すればいい」
……人望のあるリーダーは言わずともメンバーが支えてくれる。
★教えることよりも、育てることを優先させよう。
「俺はお前がヒットを打つことよりも、
お前が成長していく姿に興味があるんだ」
……教育という言葉の意味を考えよう。
★負けることから学ぶことをメンバーに教えよう。
「敗北はより強くなるために必要不可欠な過程」
……敗北はチーム力を高めるチャンス。
★自主的に行動する習慣をつけさせるのがリーダーの仕事。
「基本的には『任せた』が僕のセリフ」
……キャリアの浅い部下にはヒントだけ与えてみる。
★リーダーならチームの全責任を負う覚悟を持とう。
「指導者には責任をとる勇気と覚悟さえあればいい」
……メンバーにのびのび仕事をさせるのがリーダーの務め。
★負けたらリベンジを誓う心を育てよう。
「(敗軍の将は)兵を語らずです」
……成功から学ぶものはない。
(※本書は2011/11/22に発売し、2021/4/1に電子化をいたしました)