アメリカでは、国家の根幹である民主主義を守るために「自分の意見を持ちそれを人に伝える力」の教育が重要視されているのに対し、日本では、プレゼンやディベート、作文、読書の機会があまりにも与えられていない。
そして、自分の意見やその理由をうまく伝えられない今の子どもたちに、「思ったことを自由に書いてごらん」と言っても、何をどう書けばよいか分からない。
「5段落エッセイ」は、英語の論文の書き方を日本語にも適用し、「結論を先に言う」「次に理由を挙げる」など、説得力のある文章の書き方を自然に身に付けさせ、さらには小論文や企画書にも応用できる作文術です。
「自分の意見や考えを持ち、それを相手に伝える力」を育む「5段落エッセイ」指導こそが今の子どもたちに最も必要なのではないでしょうか。
・理由を答えられない日本の子ども
・正解のない問いにどう答えるか?
・「5段落エッセイ」とは?
・「知識」は「考える材料」だ
・書き手の責任と「空気を読む」日本の文化
・「説得」する相手は誰かを意識する
・「書くこと」=「考えること」
(※本書は2015/4/20に株式会社 リーブルより発売された書籍を電子化したものです)