ウクライナ危機以後の世界を読み解く電子書籍シリーズ第2弾!
――ウクライナ危機以後の世界はどうなってしまうのか?
ロシアのウクライナ侵攻後に起こるであろうゲームチェンジを多角的な視点で俯瞰的に解説する電子書籍シリーズ第2弾。
本作では、現在起こっている世界の分断を磁場に例え、G7プラスの磁場、中露の磁場、グローバルサウスの3つに分類し、分断への処方箋を探っていく。
本作では主に下記の問いを立てている。
・現代の世界は深い分断に向かっているのか、それとも新たな結束と協調が形成される過程にあるのか?
・世界の分断とはどのようなものか?
・なぜ分断が生じているのか?
・中露の連携は今後も続くのか?
・グローバルサウスとはなにか?
・世界の分断を解消する手立てはあるか?
これらの問いに対し、自分なりの理解を深めたい方の道しるべとなる1冊。
【目次】
はじめに
併存する磁場と世界の分断
本シリーズの構成――ウクライナ危機で世界はどう変わるのか
自由で開かれた国際秩序の揺らぎ
ロシアのウクライナ侵攻と世界の分断の再編
1.G7プラス国家群の結束
利害関係の差を乗り越えた欧州諸国
異例のスピードで進むNATOとEUの加盟問題
2.「中露の磁場(専制の孤)」は拡大するのか?
中国はどこまでロシアによる侵攻を察知していたか
中露の連携は今後も続くのか?
3.グローバルサウス:大国間競争の回避と独自の発展か
グローバルサウスとはどんな国々なのか
グローバルサウスがG7プラスと協調できない根本原因
4.世界の分断は克服できるのか?
世界の分断を食い止める手立て
G7プラスがグローバルサウスの協力を得るにはどうすればいいか
神保謙
慶應義塾大学総合政策学部教授。
専門分野は、国際安全保障論、アジア太平洋の安全保障、日本の外交・安全保障政策。 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了(政策・メディア博士)。
キヤノングローバル戦略研究所主任研究員などを兼務。防衛省参与、国家安全保障局顧問など歴任。
主な著書に『アジア太平洋の安全保障アーキテクチャ: 地域安全保障の三層構造』(日本評論社)など。