柏木たまを(27歳)は、いわゆる「喪女」。
幼い頃に両親を事故で亡くした彼女は、
同じ境遇で苦しむ少年・橘海と出会う。
自らの名前の由来である『海』の事故で両親を亡くした少年。
そんな少年に幼い頃の自分を重ね合わせたたまをは
海の親代わりとして共に暮らし始める。
仕事で売れっ子漫画家・宮下なつこの担当編集を任せられたたまをは
宮下と海の繋がりに驚くが、更に宮下の誘いを受け
出向いた『海』で衝撃の事実を聞かされる。
『橘海の両親は海で亡くなってはいない』
それが真実ならば何故、両親の死の原因を
海が一番苦しむような理由で誤認しているのか。
見えない悪意が忍び寄る――。
「コミックELMO」掲載話、第18話~第22話までを収録しています。