あらすじ「ナオが決めて、いいんだよ。ナオとして生きていくか。それとも・・・・・・私の中に戻ってくるか」 素直に与えられた猶予は、一か月とすこし。オリジナルのために働く〈レプリカ〉である私の心は、もう決まっていて。 そして、やって来たクリスマスの日。 観覧車の中で、私はアキくんにお別れを告げた。 なんにも後悔はない、そのはずだったんだけど――。 冬はいつの間にか終わり、春がもういちど、私のもとに訪れる。 レプリカと、オリジナル。二人がひとつの答えに辿り着く、第4巻。