あらすじ黒に囚われたクリシュナは《月狼の操兵》を駆ってフェンを襲った後、紅蓮の練法師オーザムが待ち受ける王都ア・ゴーンへと向かう。黒き血の呪いに満ちた両者の戦いを契機に、ヒゼキア復興劇に秘められたダム・ダーラの《黒き僧正》覚醒の謀略は徐々にその全貌を明らかにし、そしてついに連合王国樹立の式典の日、運命を決する戦いがはじまった。修羅の巷と化した王都にガシュガルの雄叫びと慟哭が響き渡る、壮絶な僧正編完結巻。