次は勘定奉行か町奉行、四十七歳の大身旗本が突如隠居を決め家出!三千石真木家の下屋敷は、神田の横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁で繰り広げられるのは……。次は勘定奉行か町奉行と目される三千石の大身旗本真木登一郎、四十七歳。ある日、城から帰るや突如、隠居を宣言、家督を長男に譲って家を出るという。いったい城中で何があったのか? 隠居が暮らす下屋敷は、神田のっぴき横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁には心あたたまる話があふれ、なかには大事件につながることも……。心があたたかくなる! 新シリーズ第1弾!