もうごまかせない。俺は、楠木が好きだ。消せない過去の恋心と、新たに芽生える恋心。元“陰キャ”の恋愛はややこしい!?コミュ力低めな青春ストーリー、第4巻!連載の気になる続きを20ページ描き下ろし収録!【あらすじ】蛇川梨里沙が自分を覚えていなかったことにショックを隠せない志月恵助。中学時代、ぼっちで陰キャだった自分にも優しく接してくれた彼女に恋心を抱いていたが、蛇川にとって自分など眼中になかったこと、そして高校デビューした今も一方的に怯えていただけという現実を突きつけられて絶望する。そんな志月を心配する楠木静だが、彼女もまた過去のつらい出来事によって消せない記憶を抱えており、志月と友達になってから楽しい思い出が増えたことでそれが薄まっているのだと彼を励ます。楠木へのごまかせない気持ちが生まれていることを自覚する志月。だが、その恋心は過剰な意識を生んでしまい、一方の楠木も、自分を避けるような彼の様子に友情を確かめてしまう。「私たち、友達なんですから…ね?」中学で学年一の美人に恋をしてトラウマになるほどの傷を負ったのに、高校で俺はまた学年一の美人に恋をしてしまっていた――。