戦争、分断、格差に正義はあるのか。
プラトン、アリストテレス、カント、ニーチェ、マルクス……
西洋哲学が問い続けてきた哲学の根源。
【本書の主な内容】
西洋哲学の起源/「正義」が政治哲学の中核である理由/「正義」の変容について/プラトン『国家』における正義論/アリストテレスの正義論/法律と正義、宗教・倫理と正義の関係/正義の実現と愛の関係/善の対極にある悪について/ヒトラーの政治哲学-ドイツ観念論の影響/「政治」はなにを目指すべきか/市民に求められる資質について/格差、分断、憎悪とどう向き合うきか/不正と対峙する手段を考える