あらすじみんなで遊んで眠るだけの平穏な毎日をくり返していた「ぼく」。見知らぬ男に道案内を頼まれたことで、いまの生活のおかしさに加え、あることに気づく。「自分がだれだかわからない」。町を出た「ぼく」は旅の仲間たちと出会う。忘れていたことばと気持ちを思い出すにつれ、世界への疑問は深まるばかり。旅のおしまいで待ち受けていたものは――。いまを生きる勇気をもらえるファンタジー。※『ぼくは〈眠りの町〉から旅に出た』改題。