望むことさえあきらめていた奇跡が、ある日突然、やってきた――
体調を崩した産科医ダンを心配し、食事に招いた助産師のジョージー。
惹かれ合った二人は、帰り際のキスが高じてベッドをともにする。
“妊娠の心配はない”と、ジョージーはダンに伝えた。
かつて妊活を4年間続けたものの叶わなかったうえに、元夫の浮気相手の妊娠によって離婚し、自分は不妊症だと確信していた。
一方、ダンは大学時代に恋人と子供を出産で失い、命を救えなかった罪悪感から産科医になったのだった。
二人はその後も仕事を通じ、互いのつらい過去を知るようになっていった。
そんなある日、思いもよらない事実が判明する――
なんと、ジョージーのお腹に新しい命が宿っていたのだ!
■もう完全にあきらめていた妊娠が実現したことに、驚きながらも喜びの涙を流すジョージー。ダンに伝えると、彼は責任をもって関わっていくと約束し、結婚を視野に入れることも提案しますが、ジョージーは子供のためだけの形ばかりの結婚を受け入れられず……。