高品質な薬草を流通させ、一躍注目を集めたイルヴィス。その功績で初の指名依頼が舞い込むも、それは独占市場を脅かされた帝都最大クラン『黒竜の牙』による罠であった。何度も命を狙われるイルヴィスだったが、いつも通りそれを無自覚に躱し続け、敵の作戦はことごとく失敗。痺れを切らした依頼主グランツは、最終手段として『黒竜の牙』の専有地へと彼を招き入れる。まんまと迷い込んだイルヴィスに襲い掛かる魔物の脅威。しかし、思いがけずそこで発見したものは――「まさかこれって、奇跡の薬草…?」元神童のニートによる勘違い無双譚、第四幕!