あらすじ「……で? それが、あの……アンバー将軍だと、言うのか?」視察へ赴き一戦交えて帰って来た配下の騎士たちの話に、トアイルシィ国王陛下である僕、サンダーソニア・クラレッド・トアイルシィは、呆然と口を開くしかなかった。目の前にいる細くて頼りない少女が、呪いを受けて変わってしまった猛将、白き老騎士、ズオウ・アンバー将軍であるとは、簡単に信じることなどできない。「まぁ、細かいことは良いじゃろう」本人は、少女のものへと変わった声で、軽く流す。「よくねーよ!」