2018年5月6日の日曜日、午後3時49分に猫のアールは永眠しました。5月8日に荼毘にふされ私より一足先に旅立った。49日までは私のそばにいてくれるとのことなら、アールの気配を感じて暮らせますようにと切に願ってやまなかった。いつか来るであろう、お別れだったが覚悟なんかしていなかった。アールの命は私が握っていると思っていた。私さえきちんと育てていれば、ずぅ~と一緒に暮らせると信じていたのです。アールの最後は身を切られる思いだった。障がい者になった私を支えてくれた小さなアールに、私はどれほど励まされて生きてきたかを思い知った。呼吸が苦しくなりアールは口を開けて必死に空気を求めて苦しんでいた。私はアールの口に直接、口をくっつけて空気を送りこんでいた。私は衝動的な行為に出た。最後の瞬間を迎えるアールを、私の腕の中でしっかりと抱きしめて送りだした。命の終わりを共有して私は慟哭した。亡くして尚、大きな愛を私に捧げてくれているアールに慟哭した。胸は張り裂けた。