あらすじ「ねぇ、試しても……いい?」姉ちゃんに何が起こったのかは全くわからないが、躊躇いも見せずに脚の間に身体を滑り込ませて来る眼鏡の下の瞳をヤバイ感じに潤ませ、肌を桜色に染めてオレを見つめてくる。狼狽えながらも、この状況は絶対におかしいというのはわかる。そういえば、「運命」とは、激しく心を震わされる衝撃と聞いたことがある。そこに「欲望」しかなかったとしても、どうしようもないぐらいに心を震わされたのなら……これは「運命」だろう。姉弟であったとしても。