あらすじ少しでも一緒にいたいと、遅くなっても会いに来る彼(19歳、大学生、モデル)。僕(28歳、画家)から見る彼は、ガラスで仕切られた向こうの世界にいるように遠かった。僕に飽きて彼が離れていっても平気でいられるようにと考えている僕と、僕の過去の恋に傷つきながら、その恋を僕に訊く彼。以前彼を好きだった通称『姫』との再会。一年前のささやかな隠しごとにずっと罪悪感を抱いていた彼は、僕との約束の日にある決心をしていた。「永遠と刹那」の主人公の恋人視点での続編。