あらすじ……僕は叶わない恋をしていました。染みるような声で歌う一人の男性を僕は忘れられませんでした。あの人に重なるキーワードを探し、代わりになる人を求め、付き合い、そのたびに続かないと知りつつ、僕は偽物の恋を繰り返すのです。そんな僕を好きだと言ったのが、僕らのバンドのライヴに来た沙良でした。眩しいくらいに真っ直ぐな女の子である沙良に、僕はこれまでの恋を打ち明けず、沙良を大切にしようと決めました。そのすぐ後に、僕の永久就職、主夫が決定することになるのです。