あらすじ韮崎いずみは窓も扉もない部屋にいた。ゆうべ以前のことがなにひとつ思いだせない。部屋の円柱から娘が下半身を埋められているのに気づく。死体の娘だった。過去と現実を知りたくていずみは娘とむきあう。だが娘にも身元をあきらかにするものがない。いずみは娘の埋まる円柱をほりだす。ほりだした下からでてきたものはまたべつの死体の娘だった。この部屋は何のためにあるのか……