あらすじ自信のない大学生の僕。高校時代、周囲は僕を暗黙の了解で「姫」と呼び、近寄りがたいが故のからかいをしたにすぎなかったが、僕にとっては心の傷となっていた。一人でいる僕を、褐色の肌に茶髪、シャープな輪郭に大きな弓形の目をした人気者の君は気にかけてくれる。君のわけ隔てのない優しさは、僕にとって唯一だったが、僕は想いを内に留める。多くの友人と関係を持つ「節操なし」の君のその訳を、僕は君の友人から聞いた。★『永遠と刹那』の主人公に失恋した男の子のその後の物語。