あらすじ志乃は生きていた。無残な火傷を負い、すべての記憶を失って・・・。志乃たち多くの人々を守れなかった小次郎は、自分を責め、心を閉ざす。そんな彼の心の扉を意外な人物が叩く。青銅の鈴の光に敗走した武蔵もまた、恐怖という未知の概念を知り、沢庵のもとを去る。が、それも柳生宗矩や沢庵の策略だった。甲子郎が堺に、胤舜は、興福寺に。巧妙に戦力を分断された小次郎に、ついに旅立ちの日が訪れる! 華麗なる超時代劇長編ファンタジー・シリーズ第9巻!