あらすじ「いやらしい……本当にいやらしいっ! この番は……っ!」トウマが口にするセリフは、どれもこれも僕にとっては最高のホメ言葉だ……。アイラは、トウマが大人になるのを待ちきれなかった。高校三年生になったトウマは、学校中の女子や男子学生たちを魅了する美しい男に成長していた。特に、バレー部のエースでイケメンのヨウセイが、トウマに最も執着していた。ある夏の日、野外学習に向かった先の高原で事件が起こる……。そして、十八歳を迎えたトウマに大きな予兆があらわれた。